国道沿いや県道沿いには、家電量販店が数多く進出してきました。
同じ道路沿いでも、複数の競合店同士が近い距離ながら出店されてるのも、よく見かけます。
一方、地域によっては昔ながらの町の電気屋が根強く残っているところもあります。
同じ町内に家電量販店が進出すると、到底集客力や販売価格では太刀打ちできないため、閉店を余儀なくされる町の電気屋もあるでしょうが、根強く残っているのであれば、それなりの理由があるはずです。
ある町の電気屋の話を聞いたところ、近くに家電量販電が進出し、当然のことながら集客力や販売価格では太刀打ちできないものの、顧客へのサービス力で利益を出し、生き残っているということです。
その町では少子高齢化が進み、高齢者をターゲット層にされてます。
家電製品を買おうにも、家電量販店の方が価格は安いものの、顧客にすれば売った・買っただけの関係で終わります。
ところが町の電気屋は、価格は家電量販店より高いものの、高齢者の顧客が、買った家電製品の使い方がわからないと電話がかかってくれば、即座に顧客宅に訪問し、懇切丁寧に説明することにより、リピート客につながっているということです。
家電量販店では、即座に顧客宅に訪問し、懇切丁寧に説明することまでは到底しません。
せいぜい電話口で説明するにとどまります。
もし懇切丁寧に顧客宅まで訪問していたら、低価格帯では採算に合わないことでしょう。
このあたりが、顧客へのサービス力となり、町の電気屋でも安売りせずに利益を確保できる構造になっています。
サービス力でリピート顧客を確保する・・・
これは商売の鉄則とも言えませんでしょうか?
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