本を読んだり、研修会で勉強をしたりと、学生を卒業して社会に出ても、勉強すべき機会は多々あります。
高校、大学で学んだ勉強だけで、社会人を40年以上全うすることなど、不可能な話です。
たとえ1日5分程度でも、何らかの勉強を継続して学んでいけば、後々の大きな力になることは間違いありません。
しかしながら、学んだことをなかなか実践に活かせないという話が、いつの時代でも多いことと思います。
ひょっとしたら、情報と知識を混同しているからかもしれません。
本を読んだり、人の話を聞いて知ったことは、情報です。
「なるほど、こういうことがあるのか!」
「自分には、こういいった点がまだ足りない!」
と気付くことは、知識を得ることではなく、情報を得たに過ぎません。
情報を知識に変換しなければ、実践で活用できません。
情報とは、頭の中の引き出しに入れただけの状態です。
引き出しの中に入れても、引き出しを出したり入れたり、自由に活用できなければ、意味がありません。
引き出しの中身を後生大事に保存していても、宝の持ち腐れになりかねません。
引き出しの中に入れた情報を、自由に出し入れして、活用できてこそ、情報は知識に変換します。
それでは、引き出しを自由に出し入れできるようにするには、どうすれば良いのか?
それは、自分の体験とすり合わせていくしかないと思います。
得た情報と体験をすり合わせて、これは使える、これは使えない、と取捨選択していき、自分に必要な引き出しを残していきます。
引き出しに情報が溜まりすぎても、オーバーフローしてしまうだけです。
そこで自分自身を振り返れば、情報を集めているだけに陥ってませんでしょうか?
情報は知識に変換して、活用して初めて意義あるものとなります。
せっかく苦労して集めた情報であれば、引き出しの出し入れがスムースにでき、うまく活用していきたいものです。
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