中小企業の街、東大阪発「一日一語」

プロの社会人のあり方

「やれ！」と言われたことだけやって、給料をもらえればそれでよい・・・

それでは、プロの社会人とは言えないでしょう。

普段の業務でも、言われてから動く人、言われなくても気付いたり、先を読んだりして動く人との差は歴然ではないでしょうか？

何も勝手に経費のかかる業務を進めるということではなく、普段から目配り、気配り、心配りがいかにあり、更には気付きの感性がどれほどあるかということです。

ところが、能動的に自分から動くと、労力を要する、損得勘定で考えれば損などと、思ってしまってませんでしょうか？

プロの社会人となると、更には人の上に立つとなると、「損してナンボ」の世界です。

何も、金銭的なことで損するということではありません。

自己中心に考えるのではなく、自分以外のことに主軸を置くことが、ある意味損と捉えられるでしょうが、プロの社会人は、自分のことばかり考えるのではなく、人のため、世の中のためにどれほどお役に立てるかが問われます。

今一度、プロの社会人のあり方を、見直してみては、いかがでしょうか？

 

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アンダーマイニング現象とは

内発的モチベーションが、外発的モチベーションに浸食されることを、アンダーマイニング現象と言います。

具体例を挙げれば、良い商品を作ること、お客様によろこばれること、世の中のお役に立てること等を理念や目的として掲げておきながら、いつしか、利益を出さないことには、話にならないとばかりに、内的なやる気より、外的な報酬を求め、お金を儲けることのみ、目的が変化してしまっているという事例です。

個人であろうが、組織であろうが、アンダーマイニング現象により、「金の亡者」となってしまい、他人や顧客を大事にせず、自分さえ良ければという考え方に変化してしまっては、個人であれば、良い人生が送れないでしょうし、組織であれば、長続きするとは思われません。

アンダーマイニング現象にならないよう、気を付けていきたいとは、思われませんでしょうか？

 

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緊急性は低いものの、重要性の高い仕事

仕事の仕分けは、優先順位を考えることが一般的ですが、更には、緊急性と重要性の分け方もあるように思います。

緊急性は低いものの、重要性の高い仕事・・・

こういった仕事を、ついつい後回しにしてしまってませんでしょうか？

緊急性は低いものの、重要性の高い仕事とは、未来を作り出すために、今のうちにやるべき仕事であることが該当しませんでしょうか？

クレーム対応といった、緊急性が高い仕事は勿論優先にはすべきものの、目先の急ぎの発生業務に追われ、毎日毎日四苦八苦してしまってませんでしょうか？

日常の業務に流されるのではなく、売上計画や、営業戦略の見直しであったり、業務を更に効率化するための改善案を考えることなど、新規顧客開拓などの開発業務は緊急性は低いものの、重要性の高い仕事に対して、いかに時間を捻出するか、特に管理者であれば、重要なポイントではないかと思いますが、いかがでしょうか？

 

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オーケストラ、バンドも一つの組織

音楽が好きな人であれば、オーケストラやバンド演奏のコンサートを観賞されることもあろうかと思います。

オーケストラやバンドも、いわば一つの組織のように思います。

各人が役割を持ち、それらを一体化して仕事を成すといった点では、会社組織と何ら変わらないのではないでしょうか？

オーケストラが音を一つ外しただけで、音楽が台無しになるように、会社組織の業務も一つ間違うだけで、とたんに仕事の歯車が狂ってしまいます。

営業部門、物流部門、製造部門等、うまく連携を取れないことには、スムースに事が運びません。

単に自分の役割を単独でこなせば良いということではなく、人同士、部門間同士、いかにお互いを尊重し合い、うまく連携を取って全体で成果を出すかが重要で、歯車が噛み合ってないようであれば、精度の高い成果は得られません。

オーケストラであれば、美しい音楽を演奏するための努力、人を感動させるためのプロ意識そのものです。

オーケストラのような、優雅で調和の取れた会社組織を、目指したいとは思われませんでしょうか？

 

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気付きの感性

「頭の良い人」とは、どのように定義されるでしょうか？

勿論、勉強に勉強を重ね、一流大学を卒業した人、難関な国家資格を取得した人もそうでしょう。

私が考えるには、学歴や資格もさることながら、「気付きの感性」がある人が「頭の良い人」ではないかと思います。

逆に「頭の悪い人」になると、他人への配慮を気付けず、自分のことしか考えない人、他人に迷惑をかけても気付かない人等、「気付きの感性」の無い人ではないかと、考えてます。

更には、気付けても、全く行動に変えられない人も「？」となるところです。

他人によろこばれる存在となれば、「気付きの感性」があることは間違いないでしょう。

常日頃、「気付きの感性」は磨いておきたいとは思われませんでしょうか？

 

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売るための力量とは？

「良いものさえ作っていれば、あるいは取り扱っていれば、良い仕事さえやっていれば、自然とお客様が集まってくるのでは？」

このように考えてる会社や、営業マンの人もおられるでしょうが、そう甘いものではないように思います。

どれほど良い商品であろうが、どれほど良いサービスであろうが、人が人に伝えて、確実にとアピールしていかないことには、残念ながら広がりません。

それゆえ、結果出してる会社とは、マーケティングと営業に力を入れてる会社であることに間違いありません。

業種・業界を問わず、どういった会社であっても、良い商品を作る（あるいは開発する）ことと、それを広めて売ることの、２つのことが両輪ではないでしょうか？

広めて売るには、単に値段を安く提示すれば良いというものではなく、付加価値を付けて提案するといったプレゼンテーション力も必要であることは言うまでもないでしょう。

売るための力量として、マーケティング力、営業力、プレゼンテーション力、これ以外にも、さまざまな力量が必要ですが、果たしてどこまで備わってるか、今一度見直す必要はありませんでしょうか？

 

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人生は何事も試行錯誤

人生は、何事も試行錯誤ではないかと思います。

自分なりの考え方に基づくやり方でいいのかどうか、まずはチャレンジしてみて、うまくいかなければ、また違う方法でチャレンジしてみてみるといった、試行錯誤の繰り返しの中、少しずつ良い結果に近づいていくような気がします。

これが俗に言う、「計画（Ｐｌａｎ）　⇒　実行（Ｄｏ）　⇒　点検・評価（Ｓｅｅ）　⇒　処置・改善・見直し（Ａｃｔ）　」を回していく、ＰＤＣＡサイクルになります。

効率よく、１回目で成功しなければという気迫も必要でしょうが、あまりに気迫が強すぎると、変に自分で自分を追い込みかねません。

人生は何事も試行錯誤・・・

ＰＤＣＡサイクルを回すことを考えていけば、自分なりに成長していくように思いますが、いかがでしょうか？

 

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家族会議は会社の会議や商談ではない！

子供の進学のこと、相続のことなどについて、家族会議と称される話し合いの場がありますが、この家族会議がすぐに結論が出ず、難題を抱えるという経験はありませんでしょうか？

家族で徹底した話し合いをしなければ、何も決まらず何も前に進まない事案もあります。

家族会議が大事だとわかっていても、やったらやったで、大もめにもめてしまい、最後は喧嘩になるぐらいなら、やらないほうがいいんじゃないかと思ってしまうこともあるでしょう。

それでは何故、家族会議はすんなりと結論が出ず、もめてしまうのか考えてみます。

原因の一つとして、家族会議を会社の会議や商談のように話を持っていってしまう可能性があるのではと、思われます。

つまり、商談のように、売った買った、儲かる儲からないといった、損得勘定が入ってしまうことはありませんでしょうか？

「これだと得する、損する。」

このような基準で話し合いをしてしまうと、当然もめるのは、目に見えてます。

家族会議は損得を議論する会議ではなく、本音を言いつつ、歩み寄よろうとする会議のはずです。

また、会社の会議のように、すぐに結論を出さなければと思ってしまってませんでしょうか？

１回目の話し合いで結論が出る訳もなく、何度も何度も話し合い、歩み寄り、話し合いがまとまります。

特に親の土地・建屋や財産の相続についての家族会議になれば、今後は相続税が引き上げられることから、話し合いに相当時間がかかるように思われます。

家族会議は、会社の会議でも商談でもありません。

たとえ子供の進学や就職についてであっても、子供の人生のためにも、歩み寄った話し合いができるよう、今一度家族会議の位置づけを認識する必要はありませんでしょうか？

 

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反論せずに、話を受け止める

他人の話を聴く時、その反応は大きく二つに分かれます。

一つは、話を聴いて、すぐに反論することです。

「いや違う！」、「それは間違っている！」などと、すぐに評論評価してしまうことです。

心の中で、相手の言ったことを「そうは言っても・・・」とか、「それはわかっているですが・・・」と思うことも、反論になります。

もう一つの反応は、話を聴いて、それを受け止めることです。

受け止めるとは、頷いたり、「そうですね！」と表面的に言うだけでもありません。

「違う！」、「間違っている！」と思っても、そういう意見もあるのだと、心の底から思い、自分の心の中にしまうことです。

それは、相手を尊重することですから、話した相手は、「話をしてよかった！」と充実感を覚えます。

また、自分に対して、話したいとも思ってもらえることでしょう。

人の上に立つリーダーであれば、常に後者が妥当かと思います。

人の上に立つ立場で反論ばかりしていたら、部下は「もう話をするのはうんざり！」と、なってしまいかねません。

「それは違う！」、「それはおかしい！」と思っても、「そういう考えもあるよね！」と肯定的に受け止めることができますでしょうか？

人の上に立てば、ついつい反論してしまいがちでしょうが、反論せずに、話を受け止めることも、リーダーの力量かと思いますが、いかがでしょうか？

 

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人生の６分野

成功の定義は、「自分自身にとって価値ある目標を前もって設定し、段階的を追って実現すること」であることについては、度々記述しました。

但し、目標達成そのものが、人生の成功ではない（目標達成≠人生の成功）ことを認識しておくことが必要かと思います。

目標は達成したものの、人生では失敗したというケースは、しばしばあります。

一生懸命頑張り、物質的な面の目標を達成しても、家庭が崩壊していたり、あるいは健康を害したりしていたのでは、達成した目標が、何の意味もないものにしてしまいます。

 目標を設定するにも、人生の６分野、

１．経済と職業面

２．家庭と家族面

３．健康と身体面

４．社会と文化面

５．教養と教育面

６．精神と倫理面

を見逃す訳にはいきません。

ところが実際は、目標設定は、経済と職業面に絞られてしまっていないでしょうか？

人生の６分野・・・

見逃しがちかもしれませんが、見逃さず、意識した目標設定をしていきたいものです。

 

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