Aと言ったらB、Bと言ったらC、Cと言ったらD・・・
いつも人と違う意見を言わないと気が済まない人は、世の中にも多々おられることと思います。
違う意見が正しいと思っている訳ではありません。
ただ、人の意見に反対したいだけで、建設的な批判でもなく、話は何も進みません。
いわゆる、謙虚さを失った「あまのじゃく」と呼ばれる人です。
負けん気が強く、謙虚に、「おっしゃる通りです!」と言うと、何か負けたような気がして言えないのでしょう。
さらに根底にあるのは劣等感かもしれません。
自分は他人より劣っている、しかし、それは認めたくない、それゆえ、自分は他人とは違うことを強調したいのかもしれません。
「あまのじゃく」では、人間関係を円滑に作っていくのは、難しいでしょう。
いつもすぐに反論されれば、誰であろうが、
「あの人は反論ばっかり言う、嫌な人や~!」
と思ってしまいます。
ベテランになればなるほど、立場が上になればなるほど、思わず自分の知識や経験をひけらかしたくなるでしょうが、そこをぐっと押さえ、
「おっしゃる通りです!」、「そういうこともあるんですね!」
と謙虚に受け止めることが、円滑な人間関係構築のポイントではないでしょうか?
「あまのじゃく」の癖は、相当意識しないと直らないでしょう。
自分で自分を変えるしかありません。
人間関係がうなくいかない場合、その理由は他人にあるのではなく、「あまのじゃく」の癖がある、自分にあるのかもしれません。
ベテランで、キャリアを積んでいっても、常に謙虚さは必要かと思います。
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