ある自動車部品リサイクル業の社長が、社内報で配信された文面を一部抜粋して記述します。
全てが行き届き、何の不満もない会社など存在しないことを強調されてます。
参考になればと思います。
【以下、配信分】
20代の社員から、退職届が提出されました。
彼は、
「若いうちはいろいろな仕事を経験してみたい!」
と言いました。
自動車は好きなので、将来は車関係の仕事をしたいという一方、次に考えている仕事は自動車関係とは全く違う仕事でした。
「転職を繰り返したら、最後にはどこも採用してくれなくなるぞ!」
と軽くたしなめると今度は、
「会社の体制に不満があります。」
と彼は言いました。
案外ここが本音かもしれません。
会社に対する不満、確かにそれはあるでしょう。
会社側に改善すべきことであれば、これは断固としてやらなければなりません。
社員の皆さんには、会社に対する改善提案であれば、ドシドシ案件を提出願いたいところです。
しかしながら、不満の多くは自己中心的なものがほとんどです。
「給料が安い!」、「仕事が嫌だ!」、「嫌いな人間がいる!」、大体こんなところが不満のベスト3です。
しかし、それは仕事をして行く上で、誰しもが経験する道程です。
考えても見てください。
仕事が楽で、始めからたくさん給料が貰える会社ってあるでしょうか?
全てが行き届き、何の不満もない会社ってあるものでしょうか?
けれども多くの若者は、楽園のような会社を求め、次から次へ転職を繰り返しているように思えてなりません。
「やりたいことがある!」と言って辞める人もいますが、本当に目的があって退職する人というのは、引き際も見事です。
そういった人は、飛ぶ鳥跡を濁さずそのもの。
会社に迷惑を掛けず、人間関係も断ち切ることなく颯爽と去って行きます。
そういったことを教える間もなく、彼は退社します。
辛さに耐える自分、努力できる自分に鍛え上げない限り、理想に近づくことはできないことを私は、社員の皆さんに気付いて欲しいのです。
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