誰しも、問題に遭遇することなく、無難な道を行きたいと思うことでしょう。
しかしながら、必ずや目に見えないところ、隠れているところに問題は潜んでます。
人の上に立てば、問題発見、問題解決の力量が問われます。
問題を発見しても、見て見ぬ振りをする、避けて通るという訳にはいきません。
自分から問題を発見すべく、問題に近づこうとしているかどうかは、目に見える行いによって、判別できます。
床掃除をするにも、モップを使うか、雑巾で床を磨くか?
立ったままモップをかける場合と、床に這いつくばって、雑巾で磨く場合、汚れに近いのはどちらでしょうか?
モップならば、150~170センチ、雑巾ならば、50~70センチと、這いつくばっていれば、気付ける問題(汚れ)も、モップでは見落としてしまいます。
トイレ掃除をするにも、ビニール手袋をはめるか、素手でやるか?
(但し、「手に傷があったら、ばい菌が入ってしまうかもしれない!」と気にされる場合は、さておきます。)
素手でやる場合、キレイになったかどうかチェックするときも、目で見るだけではなく、手で触れたほうが確実です。
目で見て綺麗だと思っても、触るとヌメリがあったり、ザラザラした汚れがこびりついていたりします。
また、便器の枠の裏は、目が届かず、便器に頭を突っ込んでも目で確認することができませんので、手で触ってチェックします。
遠くからではなく、近付いて見る。
近付いて見るだけではなく、触る。
素手でトイレ掃除するのは、究極の問題接近です。
ゆえに、現場に近付けば近付く程、問題に気付け、問題が解消されたかどうかが、判断できます。
このあたりが、日常の業務にも当てはまることではないでしょうか?
いかに問題に接近できるか?
あえて問題に立ち向かい、解決するまで、果たしてどれほどできてますでしょうか?
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