どこの会社においても、営業マンがよろこんで営業日報を書くという話を聞いたことがありません。
営業の外回りから事務所に戻れば、お客様から頂いた宿題となる見積書作成、受注手続き等は必ず実施しようとするものの、営業日報となれば、面倒臭さが思い浮かび、
「営業日報を書く時間があれば、5分でも早く帰りたい。」
という心境になるのではないでしょうか?
実はそれがまともな営業マンであり、営業日報を書いても役に立っていないということがわかっているからです。
なぜ、営業日報が役に立たなくなっていまっているのかといえば、上司としては「行動管理」が目的に、部下としては書くこと自体が目的になってしまっているからではないでしょうか?
本来、営業日報は上司が部下を支援するための道具であり、部下はその日の実施事項(過去)に対して、自分の考えや顧客情報を記して、戦略(未来)を明確にするべき道具でありながらも、その機能がなされていないことになります。
営業日報の本来の目的を機能させるためには、上司は部下の営業日報に対するコメントを記入するか、あるいは面談で伝える必要があります。
部下の人数が多ければ手が回りませんので、組織構成としては、1人の上司に対して部下は3人まであたりが妥当では、と思います。
営業日報がマンネリ化したり、書くことが苦痛に感じるようであれば、今一度、営業日報のあり方について考え直す必要があるのではと思いますが、いかがでしょうか?
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