人間である以上、人それぞれ個性があり、考え方、価値観がお互い異なります。
勿論、長所短所があり、得手不得手があり、スキルやノウハウには大きな個人差があります。
ところが上司が部下に対して、あるいは自分が周囲の人々(家族、友人知人から職場の同僚まで)に対して、まるで自分の人に対する統一規格にあてはまることを望んでしまっているようなことがありませんでしょうか?
「営業ができ、数字を理解して財務諸表も読め、人からの信用・信頼も厚く、リーダーシップもある人財、更にはできれば即戦力となる人を採用したい!」
求人して、このように人事担当者や、経営層が望んだところで、無いものねだりでしかありません。
また、自分の人に対する統一規格に至っていなかったり、ずれていたりすれば、その人をダメ出しして責めてしまうことがあるかもしれませんが、それはいかがなものかと思います。
但し、上司が部下に対して、親が子供に対して、挨拶、マナー・接遇、礼儀作法、常識といったことはキッチリ教えて、身につけてもらうようなことは、統一規格的なことかもしれませんが、それ以外は統一規格にあてはまることを望んでも不可能とは思いませんでしょうか?
他人に自分の統一規格を望まない・・・
他人を変えることができない以上、このように考えるしかないように思いますが、いかがでしょうか?
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