組織の長の立場にある人に対して、「リーダー」と見るか、「ボス」と見るか、見方は様々かと思います。
「リーダー」も「ボス」も組織の長の立場にある人のことを指すのであれば、どちらも同じ意味ではと思われるかもしれませんが、実際は、「リーダー」と「ボス」との違いは、大きく異なります。
中には、「リーダー」でありながら「ボス」と思い込んだり、その逆で、「ボス」でありながら「リーダー」と思い込んだりと、アベコベに思い込むことすらあるかと思います。
「リーダーシップ」という言葉は聞き慣れてますが、「ボスシップ」という言葉は滅多に聞くことがありません。
それでは、「リーダー」と「ボス」との違いを考えてみます。
どちらが良い悪いということはありませんが、組織の長であるならば、やはり「リーダー」と呼ばれる人は、「ボス」に比べれば人望、人徳、人間力が勝るように思います。
「リーダー」は単語通り、人をリードします。(導きます)
ところが「ボス」は自分がリードすることなく、追い立てるだけです。
また、「リーダー」は「元気、勇気」といった正のモチベーションを与えてヤル気を出させますが、「ボス」は「恐怖、詰問」といった負のモチベーションを与えてヤル気を出させます。
組織の長としては、組織の成果を出すことが任務である以上、「リーダー」のタイプであろうが、「ボス」のタイプであろうが、成果を出せば評価されます。
但し、負のモチベーションを与えても一過性に過ぎず、長続きはしません。
正のモチベーションを与えることは長続きします。
何かのグループを結成するにあたっても、「リーダー」や「キャプテン」は任命しても、「ボス」は作らないと大方針を掲げられることもあります。
やはり「ボス」となると、あまりよろしくないイメージが強いのかもしれません。
人の上に立つなら「ボス」より「リーダー」・・・
やはりこのような結論になろうかと思いますが、いかがでしょうか?
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