「備えあれば憂いなし」という諺(ことわざ)があります。
意味としては、普段から準備をしておけば、いざという時でも、何も心配が無いということです。
「憂い」とは、思うようにならずに辛い、苦しいという意味ですので、ネガティブな意味が含まれます。
天災の時など、非常に身に染みることでしょう。
「もっとキッチリ準備しておけば良かった!」
「防災訓練も充分にやっておけば良かった!」
となど、後の祭りで、後悔することしきりかと思います。
ところが、自分の人生となると、「備えあっても憂いあり」ということは、充分あり得ます。
天災は、自分でコントロールできるものでもありませんし、自分の責任でもありません。
ある程度、防災対策をやってれば、それで良しとなります。
また、あまり細かいことを考え過ぎてもキリがありません。
一方、自分の人生は、自分でコントロールできるもの、コントロールすべきものです。
いくら自分が事前準備、下調べ等やっていても、自分の選択や決断により、人生が思わぬ方向に行ってしまうこともあり得ます。
選択や決断の自由を有すると同時に、責任、リスクも有します。
いくら備えがあっても、憂いがあることもあります。
但し、リスクを考え過ぎたら何もできなくなります。
人生には、備えあっても憂いあり・・・
このことを大前提に踏まえる必要はあるでしょうが、むしろ前向きに、自分が責任とリスクを背負えば、自分で自分の人生を選択、決断する自由があると捉えてはいかがでしょうか?
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