真因の追及をしていくのに、「なぜ?」を少なくとも5回は掘り下げていくことは、以前にも記述したことがあります。
そのことは、今も変わりません。
ところが、叱ることがある際に「なぜ?」で問い詰めるのはよろしくないように思います。
例えば、
「なぜ、このようなミスをしたのか?!」
と叱りながら問い詰めたところで、言い訳じみた答えや、他責じみた答えしか返ってきません。
質問というより、詰問で叱っても、叱られる人にとって、改善につながって成長するものではありません。
叱ることも状況に応じては必要でしょうが、叱られる人にとっても、改善、成長につながるようにすべきでしょう。
そのあたりが非常に難しいもので、コーチング手法で相手の潜在能力を引き出し、うまく成長につながればよろしいですが、これまでも頭ごなしに、「なぜミスをしたのか?」、「なぜできないのか?」と問い詰めていたのであれば、質問のやり方を改善する必要もあるでしょう。
詰問では成長しない・・・
人の上に立つ立場であれば、このことは肝に銘じておく必要があろうかと思いますが、いかがでしょうか?
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