製造業では、受注から生産を経て、納品するまでの時間をリードタイムと言われてますが、日常業務において、1つの事案の開始から終了までの時間のことも、リードタイムと称してよろしいかと思います。
事案を1つずつ、開始して終了してから、次にようやく別の事案に取り掛かるというパターンもあれば、1つの事案に取り掛かり、終了するまでの間に、どうしても手待ち時間が生じることもある場合、その合間に別の事案にも取り掛かるというパターンもあります。
1つの事案に取り掛かっていても、横槍やら割り込みで、別の事案に取りかかざるを得ないことは日常茶飯事ですので、1つの事案が終了してから、次の別の事案に取り掛かるというパターンは少ないことでしょう。
そこで、複数の事案を並行しながら取り掛かり、最終最後は複数の事案が終了する時間、トータルリードタイムをいかに短縮していくことを考えていくかが、実は理にかなっているのではないかと思います。
例えば、電車で通勤すること、本を読むことの2つの事案を考えれば、電車で通勤途中に本を読むというパターンが一般的でしょう。
この場合は、通勤時間の中に、本を読む時間が吸収されることになります。
1冊の本を読み終えるにも、何往復かの通勤電車の乗車時間内で済みます。
すし詰めのラッシュアワーの通勤電車では、電車内で立つのがやっとで、本を読むことなどできません。
うまく通勤時間を読書時間に活用する人は、すし詰めのラッシュアワーより早めの時間帯の電車に乗るという工夫もされます。
時間差によって、時間の有効利用方法が変わってきます。
このことを考えれば、短縮により捻出できた時間を他にも有効利用でき、強いては人生まで変わってくることもありえます。
トータルリードタイムの短縮に着眼・・・
侮れません。
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