ある学習塾のオーナーが配信されたメルマガですが、人財育成に関して何かと参考になるのではと思われる文面でした。
一部を編集、抜粋して参考までに記述します。
【以下、配信文】
当塾に最初に訪れた生徒も親も、私たちが決めた幾つかの境界線によって、その心のレベルを洗い出します。
重要なのは、彼らの心のあり方がどこに置かれているかです。
多くの親たちは塾に入れたら、そこからは塾が奇跡を起こしてくれると、勝手に思いこむ勘違いをします。
どんなに塾の先生が熱心であっても、生徒本人が努力しようとしていなければ、絶対に変化することはあり得ないということを、忘れてしまう事が多いのです。
最初に、その生徒と親の心の状態がどこにあるかを分析して、早めに間違っていることを伝えることが、絶対的な条件になります。
子供が一人の人間として自立できるかどうかには、親がその子をどう捉えているかと言うことが、子供の心のあり方を決める絶対条件なのです。
多くの親が、自分の子供を自分の思い通りにするために、ロボットのように扱おうとしたが故に、お互いの我の張り合いとなって、塾にお願いしに来ることになります。
親は「自分の手には負えないのでお願いします。」と言って、お金を払ったら、自分の役目はもう終わりであると考えてしまいます。
このような関係になった子供は、努力はしないが、認めてもらいたいと考えるし、自分は努力をしていないということは、出来る限り隠そうとして、塾や先生の落ち度を、隙を見て、親に伝えていたりします。
本当は自分が努力していなくても、「塾の先生が悪い!」とか、「塾のやり方が悪い!」と言うことを、親に言っている場合が多いのです。
これも、そのような性質を子供に植え付けてしまった事も、気付かないで親が子供の言うことを鵜呑みして、成績が上がらなければ、クレームをつけたり、いきなり塾を辞めてしまったりします。
当塾はこのような状況を作らないために、最初に訪れた段階での、子供と親の精神レベルをはかりながら、子供の気力を落とさないための臨機応変の対策を行います。
同時に、勉強が全くわかっていない最低レベルに至っている場合にどの順番で、どのような勉強をすれば、どのような効果があるかを徹底的に研究しています。
さて、このようにして、A子さんの精神状態は、自立心ゼロで、全て泣いてごまかす状態の子供が取る行動は何かと分析した結果、「文章を読めない」ではなく、「読みたくないから読まない」なのです。
彼女にとって両親も、やりたくないことは無理にやらせてはいけないという、勝手な言い分のもと、子供が泣こうがわめこうが、「やらなければ、許されない」と、伝えてこなかった事が原因なのです。
A子さんは、最近はほとんど泣く事はありません。
当塾に来た当時からすると、おどおどした様子も、少なくなってきました。
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