目的と目標との違い、更にはビジョンと目標との違いについて、まだまだ、混同してしまいがちなことは、ありませんでしょうか?
目標については、数値や期限期間等、数字で表されるものを含んで具体的に表されます。
目的は、現実させようとして目指す事柄で、抽象的に表されます。
ビジョンは、あるべき姿や未来像を意味します。
ビジョンは大きなものを描いてもよろしいでしょうが、目標は、達成できそうにもない大きな目標を掲げるのは、良し悪しがあるように思います。
例えば、売上金額については、前年実績より、非常に大きな金額の目標を掲げ、その目標金額に向かって頑張った結果、目標には至らずとも、前年実績は上回る結果となり、結果オーライとする手法もあります。
ところが、あまりにも達成できそうにもない目標を掲げたところで、最初から目標はさておき、前年実績さえ上回れば、それで良しという考えになってしまい、一体何のための目標設定なのかということにも、なりかねません。
大きすぎる目標設定をしたところで、やる気が出ないようでは、意味がありません。
やはり、目標設定するには、頑張れば実現可能な設定が妥当ではないでしょうか?
大きな目標を掲げることと、ビジョンとは、異なります。
あるべき姿を実現するために、目標設定があります。
目標を達成すれば、その先に何があるのか、それが目的やビジョンにつながります。
人の話を聞いていて、目的と目標との違い、更にはビジョンと目標との違いについて、まだまだ、混同してしまっていないかと、思うことがありますので、今一度、理解が必要ではと思いました。
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