セルフトークとは、自分自身の心の中での、内なる声のことです。
誰かの話を一生懸命聴いていても、心の中では、自分自身の声が反響していることはありませんでしょうか?
「この人の話、長すぎや~!」
「なんか、言うてることが、ズレてるんとちゃうか?!」
などなど、実際には口に出しておらず、声としても出てこない、自分自身の頭や心の中の声です。
傾聴する時、真剣に相手の話を一所懸命に聴く時は、まずこのセルフトークのスイッチをオフにしないことには、実はうまく傾聴できません。
自分の内なる声を消して、相手の話だけが自分の頭の中になるようにしないと、ついつい、心の中で反論し、相手の話をそのうち聴く耳を持たなくなってしまいます。
ところが、これは簡単に言うようでも、実践は非常に難しいものです。
セルフトークは、自分の心や頭の中で発言しますので、当然ながら自己中心的な発言になってしまいます。
この自己中心的なセルフトークが、相手との衝突の原因を作ったり、顧客の立場を無視したアイデアを考えてしまう元になってしまいかねません。
そこで、セルフトークのスイッチを、なかなかオフにはできないということであれば、
「相手の立場に今自分がいるとしたら、どう思うやろか?何を感じるやろか?」
「自分が顧客の立場であれば、何を望むやろか?」
などと、相手の考えを想像していくのは、いかがでしょうか?
こう考えれば、自己中心的な考えではなく、相手の立場で考えることもできるでしょう。
相手中心のセルフトークを・・・
実践していき、身に付けるまで時間がかかるでしょうが、必要なスキルだとは、思われませんでしょうか?
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