前回記述した浪花酒造有限会社についての続きの話になります。
同社10代目当主の成子和弘氏は、日本酒が売れなくなってきた時代にも関わらず、2008年には、日本一高い日本酒として、山田錦を19%まで精米した純米吟醸酒「究極の技 浪花正宗」を開発されました。
価格としては、720mlで15750円、1升瓶の1800mlで31500円と、日本酒にしては、非常に高額に思います。(http://www.nakao.ecnet.jp/nakaohp_076.htm)
果たして、開発された成子当主自身がそれほどの高級酒が売れるかと思いきや、問屋からはホームページを見て多数問合せが入ったとのことで、その年の洞爺湖サミットにも採用されました。
しかも現在ではロンドンのデパートでも取り扱われてるとのことです。
購入されるユーザー層は高級料亭や、個人の富裕層といった客層に限るのかどうかはわかりませんが、あえて高額商品を開発して、話題さえ作れば、ある意味、売りやすくなるのかもしれません。
なかなか自社に当てはめるには難しいところですが、業種が違えば、売り方によっては高級商品を売ることができることについても、学ばせて頂きました。
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