以前にも記述しました教育者・森信三先生についてですが、森信三先生は、「その学校の教育程度を知るには、靴箱の前に立てばよい!」とおっしゃっています。
しかも、たった3秒で良いそうなのです。
「たった3秒で、その学校の教育程度が8割から9割2分くらいの見当がつきます。
急所の1点はどこかと申しますと、それはその学校の生徒の靴箱です。」
これは森信三先生の名言でありますが、靴箱の履き物が揃っているかどうかということです。
靴箱の履き物を揃えるとは、物事の締めくくりをきちんとすることに通じます。
席を立ったら座っていた椅子を入れることも同様です。
これは企業でも当てはまることで、履き物の乱れと、人材のレベルは比例していると感じます。
普段の職場で、工場などであれば、安全靴に履き替えることがあるでしょう。
しかしながら事務所になると、スリッパや上履きに履き替えを指定しない限り、従業員は靴のまま事務所に入ることが一般的かと思います。
そこで、外部の宴会場で靴を脱ぐ場があったり、社員旅行でホテルのスリッパに履き替える場があったりしますが、その際、その会社の従業員の程度が知られることになります。
靴を脱げば揃える、ホテルの風呂場に行けばスリッパを揃える、こういった小さなことが実社会でどれほどできてますでしょうか?
履き物を揃えるといった小さなことが、実は程度を知られてしまうという大きなことにつながってるということを認識されればと思います。
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