お坊さんの修行で、托鉢(たくはつ)というのがあります。
お椀を持って、お坊さんが立ってる姿を見たことがあろうかと思います。
通りすがりの人が、お坊さんの持つお椀に寄付としてお金を入れることがあります。
このように、お坊さんが、不特定の通りすがりの人からお金を頂くといった募金活動のようなことを托鉢と言われてますが、その頂いたお金は世の中の役に立てるように使われます。
そこで、あるメルマガ配信で、托鉢にまつわる配信があり、非常に興味深い内容でしたので、参考までに転送記述します。
(以下、メルマガ配信文)
約2500前に、お釈迦様が「托鉢」という「行」を考えました。
お釈迦様はある日、弟子達に「今日からお椀を持って托鉢に回ろう。」と話しました。
続いて、「托鉢には一つひとつだけ重要な事があります。托鉢をする時に、お金持ちの家を回ってはいけません。貧しい人々の家を回って托鉢をしてきなさい!」と付け加えました。
弟子達は言い間違いだと思って、とても驚き、「間違いですよね。貧しい家を回らず、お金持ちの家を回るのですね。」と聞き返しました。
そうすると、お釈迦様は、「もう一度言います。お金持ちの家を回ってはいけません。貧しい人々の家を回って、托鉢をしてきなさい!」と言いました。
弟子達は、「何故ですか?理由を教えて下さい。」と聞きます。
すると、お釈迦様はこう言います。
「貧しい人々というのは、自分が貧しいので、人に施しができないと思って、今まで誰かに何かを与える事をしてこなかった人々です。その為に苦しんでいます。その苦しみから救う為に、托鉢に出向くのです。」
私達は人生において、「自分には与えるものはこれ以上ない!」と勘違いしているかもしれません。
そして、「自分には施しをする力がないから施しをできない!」と思い、逆に豊かさから遠ざかっているのかもしれません。
笑顔、会話、思いやりの気持ち、感謝・・・全ては誰かの心をとても豊かにしています。
働くとは、「傍(はた)を楽にする」という意味だそうです。
政治と経済が混乱と厳しさを増す中、改めて、「どう稼ぐか?」を考えるよりも、「どうすれば、周りによろこんで頂けるか?」、「周りの人達がどう楽になってもらうか?」を考えた時に新しい道が開かれるように感じます。
(以上、メルマガ配信文)
私自身も、非常に考えさせられた内容でした。
他人のことを考えることにより、よろこばれる存在になる・・・
弊社の今年のスローガン「よろこばれる存在になる」に一致するような内容でした。
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