同じ商品を同じ時間内で売るのに、何故売上に個人差があるのか?
売上を多く上げる人は何が違うのか、非常に参考になるメルマガを拝見しましたので、長文ではありますが、主たる内容を引用して紹介します。
(以下、メルマガ引用文)
新幹線の車内販売のカリスマ、斎藤泉さんの接客術を紹介したいと思います。
斎藤さんは、新幹線「つばさ」の社内販売でカリスマ的存在。
通常の販売員の場合、東京ー山形間の片道3時間で8万円くらいの売上だそうですが、斎藤さんの場合、平均26万円という驚異的な数字をあげています。
また、「つばさ」は満席のとき、乗客者数は400名。
斎藤さんは400名の乗客に、187個のお弁当を売った記録もお持ちです。
なんと、乗客の半分近くが斎藤さんからお弁当を買っている計算です!
現在はその接客術を活かし、車内販売の講師をされています。
さまざまなメディアでも取り上げられているので、よく知っているという方もいらっしゃるでしょう。
さて、斎藤さんの圧倒的な売上の秘密はたくさんありますが、私は、まずは整理・整頓の部分から1つご紹介したいと思います。
斎藤さんは、おっしゃいます。
「片道3時間半の車内の動作にも、心掛けていることがあります。
例えば、おつりをお渡しするまでのスピード。
1秒でも早くできれば、その積み重ねで、より多くのお客様に対応する時間を作ることができます。」
プロは細かいところまでこだわりますね。
しかし、そう思っている販売員さんは、他にもいらっしゃることと思います。
にも関わらず、斎藤さんは3倍以上売ります。
何が違うのでしょうか。
意識を、仕組みに変えているのです。
答えを見てみましょう。
「左右のポケットの中は2つに分けられており、そこに4種の硬貨を分別しています。
50円玉と500円玉は1枚しか使わないので、100円玉と10円玉だけ意識。
たとえつかんだ枚数が違っていても、お客様にお返しする手元で調整すればよい。
その繰り返しが正確な感覚への修正につながります。」
スピードアップのために、ポケットの中に4種類の硬貨を分類して入れているのですね。
1秒を惜しむ気持ちが、終点間近でも、「最後にもう1回、まわれる」という時間を生み、残った商品の販売につながるのです。
賞味期限の短い商品は、いかに品物を残さないかが重要です。
斎藤さんは週にわずか1~2アイテムしか返品がないそうです。
1秒を短縮しようとする行動が、平均販売金額の3倍という圧倒的な差につながっているのです。
まず、斎藤さんを見習い、物を探す時間を減らしましょう。
1日10分で、1週間たつと70分。
営業や社員との面談が1回できる時間が生まれます。
1年経つと、3640分。
時間に直すと、60時間40分です。
1日10時間働くとして6日間にもなります。
時間がなくて取り組めないことも、1日10分をカットできれば、たちまち実現できるものです。
整理・整頓の「整理」とは、不要なものを捨てること。
「整頓」とは、必要なものを必要な時に即座に取り出すことができる状態のこと。
圧倒的な力は、ここから始まります。
【生興株式会社 ホームページ】
http://www.seikofamily.co.jp
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html