組織においては、明確な役割分担があり、個々にその役割を責任を持って果たすのが普通です。
ところが、「自分の役割はここまでで、これ以外は自分には関係ない!」となど、組織内の協力や助け合いについては無関心で、あまりにも自分の役割を割り切りすぎるのは、いかがなものかと思うことはありませんでしょうか?
ある事案について、当事者意識がなく、責任をなすり合い、犯人探しにまで至ってしまうことがあれば、組織の「他人事病」の末期症状と言っても過言ではないでしょう。
「他人事病」の原因として、共通して考えられることは、
「仕事に人が付いている組織」
でなければならないところが、
「人に仕事が付いている組織」
になってしまっていることが考えられます。
人に仕事が付くとなると、どうしても自分の役割を割り切りすぎてしまうというきらいはないでしょうか?
仕事に人が付くとなると、状況に応じて臨機応変さが求められます。
職務分掌を作成する際には、先に個人名を書いて、個人別に仕事内容を書いていくのではなく、先に仕事を抽出し、仕事別に個人名(複数)を書いていくと良いでしょう。
その際には当然ながら、個人名が仕事別にあちらこちらと出てくることがあります。
「他人事病」になってしまっては、組織が一枚岩にはなることがありません。
組織が「他人事病」になっていないか?
今一度、冷静に見直されてみては、いかがでしょうか?
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