どこの会社においても、景気の良し悪しを問わず、経費削減は永遠のテーマではないかと、思います。
ところが、「投資」と「経費」を混同されてしまうことがあるのではと、最近感じることがあります。
「投資」であっても、お金を使うということは、全部ひっくるめて「経費」と考えてしまい、「経費削減」というくくりで、前向きな「投資」までもが保留や取りやめになってしまうことは見受けられませんでしょうか?
工場であれば、「設備投資」、「金型投資」ということはよく耳にします。
勿論、「投資」そのものが保留や取りやめという、その会社の方針であれば、それまででしょう。
ところが、教育研修にかかる費用は、「教育研修費」という勘定科目で、「経費」と捉えられがちなのが、私個人的には非常に疑問に思います。
教育研修にかかる費用は、人財を育成して成果を出すための、紛れもなく「投資」という考え方にはなりませんでしょうか?
人事異動による転勤や、広告宣伝、商品開発などにかかる費用も、成果を出すための前向きな「投資」ではないでしょうか?
人財育成のための「投資」を会社に期待できないのであれば、自腹を切ってでも、生き残りをかけて「自己投資」をし、アフターファイブや土曜日、日曜日には、自己啓発のために、スクールやセミナーを受講するといったビジネスマンは世の中に多いです。
投資なのか、経費なのか?
経営層や管理職でなくとも、自己判断する力量が問われるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
【生興株式会社 ホームページ】
http://www.seikofamily.co.jp
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html