以前、「整理とは」ということを書きましたが、(その2)として更に一歩踏み込んでいきたく思います。
整理とは・・・必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てる
ということでしたが、その手順・方法として、赤札作戦があります。
赤札作戦の手順・方法を説明しますと、
1.一旦、赤札を貼り付けたものを置くための仮置場を決める
2.不要と思われるものに赤札を貼り付け、赤札を貼り付けられたものは、仮置場に移動する
3.仮置場に移動されたものを、すぐに捨てるか、一定期間しばらく置いておくかを判断する
4.すぐに捨てると判断したものは、即刻に捨てる
5.一定期間(3ヶ月なら3ヶ月と決める)置いておいたものの中で、全く使用しなかったものは捨てる
6.引き続き仮置場に残ったものは、当分仮置場に置いておくか、一旦元の設置場所に戻すかを判断し、実施する
ということです。
赤札については、インターネット上では、以下のようなサンプルが公開されています。
【赤札サンプル】http://www.nsweb.biz/coffee/akafuda.pdf
私でしたら、不要なコピー用紙の裏紙を利用し、メモ大の大きさに切って、赤のマジックで「×」と大きく書いたものを赤札として利用します。
赤札を貼るにも、「思い切り」が大切です。
長らく使用していないということでした、思い切って赤札を貼る勇気が必要です。
●「いつか、そのうち、使うことがあるだろう。今捨てるのはもったいない。」
●「捨ててしまったあとに、必要性が出てきてしまうことがないかが不安。」
●「自分なりには価値を感じているので、捨てるに捨て切れない。」
という考えは、一旦ご破算にしなければなりません。
また、ここ何年も使用していない高価物(設備機械や不良在庫品など)については、捨てるか捨てないかの最終判断は、最高経営層の判断が必要になります。
それほど「整理」とは難しいものです。
会社が夏期休暇に入る前に、大掃除をする機会があれば、職場の「整理」をされてみてはいかがでしょうか?
事務所の書類、ファイル類、備品や、工場の半製品、不良在庫、工具、機械等、赤札対象物は見渡せばいくらでもあるのではないでしょうか?
【生興株式会社 ホームページ】
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