前回、「進行役になれば、コミュニケーション技術も格段にレベルアップする」ということを記述しましたが、会議の議長や、ミーティングの司会進行役、オンラインを活用したファシリテーターといった進行役について補足します。
進行役には、以下の力量が求められることと思います。
1)場の雰囲気を作る力
2)振る力
3)補足する力
4)総括する力
1)、3)、4)については大体わかるでしょうが、2)の「降る力」がピンとこないかもしれませんので、細かく説明します。
振る力とは、参加メンバーを指名して意見を引き出す力のことです。
ある意見が出たら、それと同じような意見を持っている人を指名し、更にたたみかけることも必要でしょう。
またある意見とは別な意見を持っていそうな人を指名して、論点を明確にしていくことも必要です。
更には参加者を観察して、発言したそうな顔をしている人、不満そうな人、無関心な人を見極め指名し発言させて、様々な意見が飛び交うように、議論が深まるように、発言者を振っていくことも重要でしょう。
発言が活発化して議論が深まるかどうか、それもひとえに進行役次第かと思います。
進行役が参加者の雰囲気を感じとる必要があることから、「降る力」は結構難しそうですが、これも経験を積めば慣れてくるはずです。
進行役の力量とは・・・
進行役の経験の浅い人も、まだまだこれからの人も、事前にロールプレイングで練習するのもよろしいかと思いますが、いかがでしょうか?
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