「損と得とあらば損の道を行くこと」
これは、ダスキンの創業者、鈴木清一氏の名言です。
どうしても人間は心理的に損得勘定で物事を考え、損はしたくない、できれば得をしたいと考えてしまうものでしょう。
「損の道を行くなど、明らかにおかしい!」
という意見もあろうかと思います。
この名言の意図するところは、「損をしなさい!」ということではありません。
損をするにも経済面のみならず、時間や労力といったことも含みます。
「損をしなければならない場面に遭遇した時、いつでも損ができるように、日頃から利益を出しておかなければ、会社(あるいは個人)として損はできない」ということです。
どういった場面かと言えば、世の中の景気が悪くなり、会社の業績が悪化しても雇用を守り、リストラをしないといったことや、組織のリーダーや部門長が率先垂範して先頭に立ち、難解な仕事に取り組み、その姿を見せて部下を引っ張っていくといったことです。
組織のリーダーや部門長は、口だけで指示・命令し、部下を動かせばよいというものでもありません。
人の上に立ち、率先垂範するということは、割に合わないものです。
それでも率先垂範できてこそ、リーダーを言えるでしょう。
損と得とあらば損の道を行くこと・・・
改めて実感しました。
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