心理学で、「ザイガニック効果」と呼ばれる現象があります。
これは、完成されたものより、未完成のものの方が印象に残りやすく、関心を持たれるというものです。
例えば、電車の中で小説を読んでいて、話の内容が中途半端なところで降りる駅に到着してしまい、一旦本を閉じてカバンの中にしまうものの、どうしても話の内容の続きが知りたくなってしまうということはありませんでしょうか?
テレビ番組でも、「続きはCMの後で!」と表示されたら、早くCMの後の続きを見たくなるということもあるでしょう。
要は中途半端なところで止まってしまうと気になってしまい、最後まで見届けたい、知りたい、やり切りたい、片付けたいという心理が働くということです。
そこで、性格的に完璧主義の人も世の中には多いでしょうが、中途半端では気になって仕方ない、放っておけないということが理解できます。
ところが、これまた中には、中途半端でも全く気にならない、周囲が散らかっていても、ゴミが落ちていても気にならない、ほったらかしで放置していても平気という真逆の性格の人も世の中におられるのは事実でしょう。
これはこれで、神経が図太く心が折れにくい性格ですので、ある意味強い精神力を持っていることと思いますが、社会面、道徳面でどこまで通用するかが問題と思います。
ザイガニック効果で中途半端を嫌い、やり切る・・・
やはり評価されるのは、こういった人ではないでしょうか?
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