「足元を見る」とは、人の弱みにつけ込むということを意味します。
当然ながら、あまり良い意味では使われません。
特に上下関係においては、部下の足元を見る上司というのも、少なからずおられるかもしれません。
何か無理難題なことや面倒なことを部下に押し付ける時等、上司自身は意識していなくても、「あれやれ!これやれ!」と指示命令し、「やらなかったら許さない!」といった感じで、上司が部下の足元を見ることは充分あり得ます。
これでは当然、部下は上司を慕うはずもなく、しまいには部下も部下で「もう、やってられない!」と思い、最悪は離職にもつながりかねません。
一方、自分の能力はまだまだと謙虚な心構えを持ち、信念はあるけれども自信家ではない上司は、部下の足元を見るようなことはしないでしょう。
「自分の部下として働いてくれて、有難い!」
と感謝の気持ちを常に持っているはずです。
部下の足元を見るようでは、上司として以前に、人としていかがなものかと思います。
上司として自覚が無く、部下の足元を見れば、部下は敏感に感じ、心から慕おうとも思わないでしょう。
上司が部下に対して、常日頃から自分に付いてきてくれてることに対して感謝の意を表せば、部下は部下で不平不満も無く、持てる力を存分に発揮できることでしょう。
部下の足元を見ずに、感謝の意を表す・・・
上司である前に、人として必要な心構えとは思いませんでしょうか?
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