「人間ヤル気が起こると、それまで眠っていた能力にも火が付いて、思いがけない力を発揮します。こうした人間が増えることによって、企業が活性化されるのです。」
これは、醤油メーカーで有名な、キッコーマンの元社長、茂木克己氏の名言です。
「ヤル気」がはじめにあって、「能力」が後に出てくるのであり、先に「能力」がある訳ではないということです。
どういった仕事でも、単に指示通りに「やれ!」と言われてやるだけでは、面白みがありませんし、イマイチ「ヤル気」も出てこないことでしょう。
いくらこと細かく、具体的な指示が与えられたとしても、指示事項の目的が不明確であれば、「何のために、こんなことするのか?」という疑問が湧いてきてしまい、これまたイマイチ「ヤル気」が出てきません。
指示を出す側は指示事項が抽象的過ぎては、指示を受ける側は一体何をどうすればよいのかわからず、「ヤル気」が出ませんし、こと細かく具体的な指示事項であっても、「あれはダメ、これはダメ!」といった感じで、何かと制限まであって、自由度が無く、しかも目的が不明確であれば、単に「やらされ感」でやるしかなく、「ヤル気」は出ません。
よって指示を出す側は、指示事項は具体的に、目的も述べ、その上、ある程度は自由度を効かせて、やり方は創意工夫をさせて任せることにより、指示を受ける側は「ヤル気」が出て取り組み、しかも創意工夫により眠っていた能力にも火が付くと思いませんでしょうか?
また、指示を受ける側も、たとえ指示者がイマイチ具体性に欠ける指示事項であったなら、逆に「あれはダメ、これはダメ!」と言われない限り、自分で創意工夫できて自由度が高いと考え、「ヤル気」を出して取り組むことも可能ではありませんでしょうか?
自分で「ヤル気」を出せる工夫とは?
これがわかれば、いつ何時でも、自分自身が「ヤル気」をだせ、能力が発揮でき、自己成長にもつながるように思いませんでしょうか?
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