「会社は誰のものか?」と考えてみた時、商法上の資本の論理で言えば、会社は間違いなく株主のものです。
それでは、「株主のために一生懸命働け!」と言われて、従業員が納得するかと言えば、納得するはずがありません。
勿論、株主さえ良ければ、顧客はどうでも良いはずなど、これまたあり得ません。
ところで、「会社は誰のものか?」と論ずるより、「会社の企業価値とは何か?」について考えてみますと、
企業価値 = 従業員満足度 × 顧客満足度 × 株主満足度
という方程式で表されるように思います。
従業員満足度、顧客満足度、株主満足度の掛け算で表されますので、いずれかが「0」であれば、企業価値は「0」になってしまうということです。
但し、満足度を高める順番としては、従業員、顧客、株主の順番が妥当かと思います。
従業員が満足して働いてこそ、顧客にも満足度を高めようとし、強いては株主の満足度も高まることになります。
会社によっては、「顧客第一主義」を掲げることもありますが、どう考えても従業員の満足度を最優先に高めないことには、後に顧客、株主と満足度の向上につながらないように思います。
話を元に戻して、「会社は誰のものか?」という問いかけに対しては、従業員自身が誇りを持って、「私たちの会社です。」と言い切ってこそ、会社の企業価値も高まっていくように思いませんでしょうか?
会社の企業価値について、今一度、部門内で話し合ってもよろしいとは思いませんでしょうか?
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html