昨年、言わずと知れた森友学園、加計学園に関する問題で、一連の報道において「忖度(そんたく)」という単語が使われ、昨年の流行語になりました。
ところがこれまでは、「忖度」という単語は普段も使うことが無く、「そんな単語があったの?」と言われる程、知名度も無く、しかも使い慣れない難読な漢字ですので、私自身も昨年の報道で初めて知った単語でした。
それでは問題が起きたら使われる「忖度」という単語は、悪い意味で使われるのかと言えば、実はそうではありません。
そもそも「忖度」とは、「相手の気持ちを推しはかる」、あるいは「相手が何を考えているのかを考える」といった相手本位の意味を示すことから、決して悪い意味ではなく、むしろ相手を1番に考える良い意味で使われます。
「お客様の意向を忖度する」という使われ方をするのが普通です。
ところが、相手に不正を伴うことや、責任を押し付ける時などは、悪い意味で使われてしまうこともあります。
「あなたにとって有利になるように計らい、忖度しました。」
というのは、どう考えても、よろしくない響きと思いませんでしょうか?
知らなかった単語を1つ知るだけでも、大きな勉強になりませんでしょうか?
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