自分が身銭を切ってモノを買う時や、サービスを受ける時、どういったケースが一般的でしょうか?
1)明確な購入目的があり、自ら意思決定し、モノを買う。
2)営業員や店員など、第三者から説明されて説得されて、モノを買う。
恐らく、1)のケースが一般的でしょう。
特に2)のケースで、押し売り度が強ければ、拒否反応すらしてしまうはずです。
もし、自分にとって何らかの悩みがあれば、悩みを解消する目的で、自分が身銭を切ってモノを買ったり、サービスを受けることは充分あり得ます。
そこで、営業員や店員の役割は、一方的に商品説明をして売り込むことではなく、顧客の悩みを聞きだし、顧客自身が自分の悩み事に気付き、その悩みを解消すべく、悩みを解決する道具として商品を提案すると言っても過言ではないでしょうか?
営業員や店員に悩みを聞かれれば、顧客は自分の悩みを言葉で口に出すことになります。
自分自身が口に出せば、一貫性の法則(自分が言ったからには悩みを克服しなければならないという心境)が働き、それに伴った行動を取ろうとするはずです。
よって自分の言葉と他人の言葉を比較した時、「自分の言葉」の方が、意思決定において影響度合いが圧倒的に高いことは理解できることでしょう。
「顧客に一方的に話す」のではなく「顧客に話をさせる」・・・
これこそ、営業活動における重要なコミュニケーション技術と思いませんでしょうか?
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