「欲の逆張り」という言葉があります。
もし、この「欲の逆張り」ができるとなると、非常に器の大きな人でしょうが、実のところは、なかなかできるものではありません。
「欲の逆張り」について、解説します。
簡単に言えば、欲に思うことの反対のことを考えて行動することです。
何故、「欲の逆張り」についての意識が必要かと言えば、人間性を高め、人の心を掴むためには、自らの欲望を律し、禁欲的であるべしと、昔から言われてるからです。
また、悪い方向へ向かうことを未然に防ぐためにも、「欲の逆張り」の考え方を活用できることもあります。
一例としては、お金をたくさん欲しいという欲は、誰にでもあることでしょうが、あえて反対のことを考え、お金を欲しがらないことを考えてみます。
お金をたくさん欲しいという欲は、度が過ぎれば「金の亡者」になってしまい、周囲をそっちのけで、後先も考えず、お金に目がくらむということにもなりかねません。
そうなってしまっては、まともな判断力も無くなってしまい、周囲に迷惑もかけ、後々大変なことにもなりかねないことから、そういった悪い方向へ向かうことを未然に防ぐべく、あえて意識して禁欲的にお金を欲しがらない「欲の逆張り」を実践してみてはということです。
また、出費を抑えるべく、お金を使いたくないという欲望においても、個人的な出費は抑える、ムダ使いはしないということならともかく、人づきあいにおける出費を抑えて、「人づきあいの悪い人!」と思われて良い人間関係が構築できないとなると、よろしくありませんので、「欲の逆張り」の実践により、人づきあいには出費を抑えないという考え方に持っていくこともできます。
その他、事例は多々あるでしょうが、「欲の逆張り」の実践により、先々、プラス面で見えてくるものは何かしらあるとは思いませんでしょうか?
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