顧客満足度の向上(CS向上)、社員満足度の向上(ES向上)という言葉はありますが、自己満足度の向上という言葉はありません。
管理職、会社役員、はたまた経営者になれば、仕事をしていて自己満足かどうかを判断基準にしてしまうということをよく聞きます。
部門や会社全体の設定した目標売上や利益、生産量等、達成すれば満足はすれど、達成しなければ不満足となり、社員や取引先、あるいはお客様にまで責任転嫁して、自分の戦略や仕事の進め方を否定されたくないという心境は理解できますが、これでは自己満足度を高めようというより、自己中心以外何者でもありません。
顧客によろこばれ、顧客満足度を高めてこそ、結果として業績が示されますが、顧客満足度を高めるためにも、その前に社員が満足して働かないことには、顧客を満足させることにもつながりません。
よって管理職、会社役員、経営者としては、まずは社員を満足させることこそ、重要な仕事ではないかと思います。
社員を満足させるとは、単に給料を増やす、休みを増やすといったことではありません。
社員がやりがいを持って仕事に取り組んでこそ、社員満足度が向上し、次の段階で顧客に対しても満足度を高めようという心理が働きます。
会社経営に自己満足度の向上は存在しない・・・
このことを今一度かみ締め、管理職、会社役員、経営者としてやるべきことを見直す必要はありませんでしょうか?
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