現代では、小学校や中学校でもパソコンの実習はあるかと思います。
我々の子供の頃には当然ながらありませんでした。
パソコンも携帯電話も普及してきたのは平成の時代に入ってからで、しかも我々の世代も社会人になってからのことですので、一昔前は仕事も私生活もアナログな世界でした。
アナログな世界を経験したからこそ、デジタル化により様々な合理化がなされ、仕事も私生活も、大きく生産性が向上したことを実感できました。
ところが、生まれた頃からデジタルツールに囲まれた世代になれば、成長していけば頻繁にデジタルツールを活用しだし、幼年期のアナログな世界を忘れてデジタルを活用して成長した世代に対しては、うまくいかないことも多いのではと感じることがあります。
計算一つにしても、四則演算や関数、方程式を小学校の算数で習ったはずでも、計算の原理原則を忘れ、いきなり電卓や表計算ソフトのexcelに頼ったりし、簡単な計算すら暗算でできなくなってる光景を見受けることもあります。
文書作成おいても、作文は小学校の頃には何度も書いた経験があるはずながら、成長するとともに漢字が書けなくなったり、まともに文書が書けず、つぶやきのような文面になったりと、どうも違和感を感じることがあります。
アナログでの経験を繰り返し、デジタル化すれば合理化、生産性の向上につながると見極めてからデジタル化することが妥当でしょう。
また、心を伝えるにはデジタルでは薄く、アナログでは濃く伝わります。
電子メールとハガキや手紙と比較すれば、書く側は電子メールの方が手っ取り早いし、切手代もかかりませんが、ハガキや手紙は書くことにエネルギーを要し、しかも切手代もかかるものの、心はハガキや手紙の方が濃く伝わることが理解できることと思います。
アナログとデジタルの使い分け・・・
私自身も今一度、見直す必要があろうかと思います。
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