「コミュニケーションは重要!」
「コミュニケーションの向上!」
となど、どこの会社でも標語のように叫ばれてます。
ところで、コミュニケーションの定義について考えれば、実は会社や個人によって、定義や解釈がマチマチです。
「コミュニケーションとは、相手を動かす技術力!」
となど、小難しい定義をされることもあれば、
「コミュニケーションとは、会話のキャッチボール(やりとり)!」
となど、簡単にわかりやすく定義されることもあります。
ここで、簡単にわかりやすい、会話のキャッチボールについて、掘り下げてみます。
会話のキャッチボールと言っても、言葉のやりとりのみならず、気持ちや感情のやり取りも含まれます。
言葉のやりとりは、耳で聞くか、目で文字を読むかで、比較的わかりやすいです。
ところが、気持ちや感情のやりとりは聞こえませんし、目にも見えません。
相手の気持ちや感情は、想像するしかありません。
やりとりは、キャッチボールと同じで、相手のボールを受け止めて、また相手に投げ返します。
相手が投げてくる目に見えないボール、つまり心のボールは、一つではありません。
楽しい、嬉しい、苦しい、辛い、となど、複数のボールを一度に投げてこられます。
一度に投げられた複数のボールの中で、全部が全部、受け止められるものでもありません。
その中で、「これは!」と思ったボールはどれかを見極め、しっかりと受け止めることが重要でしょう。
受け止めることは、相手に共感するということです。
複数投げられるボールの中で、相手が特にわかってほしい、受け止めてほしい、共感してほしいと思われるボールを見極めるのも、技術を要します。
重要度の高いボールを無視し、重要度の低いボールばかり受け止めても、相手は信頼を寄せません。
重要度の高いボールを受け止めてくれる人に、人は信じ頼りにしようと思うはずです。
コミュニケーションは、聞こえない、目に見えないことを想像しなければならないことも日常茶飯事です。
気持ちや感情のやりとりまでできれば、コミュニケーションの達人かと思いますが、いかがでしょうか?
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