ビジネス、芸術、スポーツの世界において、プロであれば誰しもその道の「一流」を目指されてることと思います。
当然「一流」と呼ばれる人は華々しい裏では、それ相応の苦労、辛さを乗り越え、数多くの犠牲も伴ったことでしょう。
「一流」になる目標を掲げ、更にその先の「一流」になる根本的な目的まで明確にされた上で、「一流」になれたことにより、確かに苦労、辛さを乗り越え、犠牲も伴ったものの、それ以上の自分にとって価値のあるものを手に入れることができ、人生が豊かになれたという話であれば、非常に素晴らしいことです。
ところがここで、「一流」を目指すことにより、自分にとって価値あるものを手に入れるより、苦労、辛さや、犠牲も伴うことの方が重くのしかかり、「一流」になることが必ずしも幸せや成功とは限らないという考え方をする人もおられることを知りました。
私自身も世間一般に言う「二流、三流より一流!」ということを無意識に思い込んでました。
「一流 = 幸せ = 成功」といった思い込みを覆(くつがえ)された話です。
考え方、価値観は人ぞれぞれですので、何とも言い難いところですが、あえて「二流」の生き方が存在するということです。
「三流」では話になりませんが、「一流」では重圧が多いので、重圧が少なく、自分の考え方も通しやすい「二流」の生き方こそ、実な自分にとって価値があり、人生も豊かになれる生き方ではないかという話です。
ビジネスの世界においては、「一流」と呼ばれる人であれば、管理職、役員を目指し、上に上がれば上がる程、責任の重い地位となり、その分、所得も上がります。
一方では、一般社員とは比べ物にならない程の激務となり、家庭よりも会社や仕事を優先せざるえを得ない状況にもなります。
そこで、上を目指して所得が増えることよりも、家庭を優先し、家族との時間をできるだけ多く取る「二流」の生き方こそ、幸せという人もおられます。
決して否定はしませんが、一昔前の「日本人は勤勉で会社人間、家庭より仕事優先」という風土から時代の変化により、大きく変わってきたことを実感します。
「二流」の生き方が自分にとって是か非か、一度考えられてみてはいかがでしょうか?
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