「無欲恬淡(むよくてんたん)」という四文字熟語があります。
無欲はあれこれ欲しがらない様で、恬淡は物に執着せず心安らかなことを意味します。
よって、「無欲恬淡」とは、欲が無くあっさりしていて、物に執着しない様、私心がなく物に執着せず心安らかなことを意味します。
それゆえ、無欲恬淡な人は、控えめでおとなしい人とも見られるように思います。
ところが意外にも、無欲恬淡を装う人ほど、人一倍欲望が強いと言われることもあります。
この理由を考えてみました。
表向きは無欲恬淡、ところが腹の底では裏腹に、欲望の塊(かたまり)ということでしょうか?
無欲恬淡を座右の銘にしてる人は、実は腹黒いと短絡的になってしまうのでしょうか?
それではあまりにも「???」となります。
ここでの人一倍強い欲望というのは、自分さえ良ければという「我欲」ではなく、世の中の役に立ちたい、貢献したいという「公欲」と考えれば辻褄が合うように思います。
つまり、無欲恬淡を装う人ほど、人一倍世の中の役に立ちたい、貢献したいという欲が強いと、表現を変えれば、しっくりときませんでしょうか?
それならば、無欲恬淡を座右の銘にする人の考え方も理解できます。
無欲恬淡も聞き慣れない四文字熟語ですが、参考になりましたでしょうか?
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