ある会社の社内配信文です。
入社16年程経ち、上昇志向はありながらも役職が無いということで、社長との面談で主任にしてほしいと訴えた人に対して、その会社の社長からのメッセージ文も含まれてます。
主任という役職に就くにも、リーダーシップが必要なのは、言うまでもありません。
内容が参考になるかと思い、一部を抜粋、編集して、記述します。
【以下、抜粋、編集文】
彼の仕事に対する姿勢は極めて真面目です。
決められた仕事はきちんとこなします。
それなのになぜ役職に就けなかったのでしょうか?
簡単に言えば、リーダーになるために必要な条件が満たされていなかったからです。
私は彼にこのように言いました。
「役職は就きたいから就けるものではない。とはいえ、自らやらせて欲しいと願い出てくる根性は立派だと思う。応援するから、まずは『○○さんだったらついて行きます!』と部門全員から認められる人間になろう!そのためにも、これから言う課題を自分の努力で克服して欲しい!」
ということで、私は彼に三つの課題を与えたのです。
一つ目、本を読むこと。
難しくなくても良いから、内容よりも文章に慣れることを目的とします。
文章が読めなければ、文章は書けません。
二つ目、パソコンを使えるようになること。
役を持てば資料を作る機会も増えてきます。
スマートフォンは使えるのですから、パソコンは使えないなどという理屈は通用しません。
三つ目、取扱商品のプロになること。
取扱商品は、時代と共に変化します。
古くからの取扱商品はわかっていても、最新の取扱商品のことが知らないでは、話になりません。
これらは全て基本中の基本のです。
小難しいリーダーシップの条件を事細かくまで言ってません。
しかしこれらを身に付ける努力の結果、彼はそれ以上の何かを身に付けることでしょう。
「これらを一年以内に習得せよ!」と私は伝えました。
彼が大きく頷いたのは言うまでもありません。
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