「人財は、即戦力が欲しい!」
組織のリーダーはこのように考えるのが普通でしょう。
「育てる時間がない!手間をかけてられない!すぐに結果を出す人が欲しい!」
という願いは理解できます。
これまで、即戦力になると思って採用した人が、果たして間違いなく即戦力になったかどうか振り返れば、勿論、即戦力になった人もいるでしょうが、殆どが期待していたような結果をすぐには出せていないことが実態ではないでしょうか?
人は環境の動物ですので、以前の会社で実力を発揮した人が、風土、文化も異なる会社に転職されてきて、必ずしも相性が合い、同じ実力を発揮できるかどうかは、何とも言えないはずです。
前職でそれなりの実績がある人は、前の会社の風土、文化がその人に合っていたから他なりません。
ならば、そのままその会社に勤めておられれば、よろしかったものの、何らかの事情で転職することとなったからと言って、転職先で即戦力になるかどうかは、何とも言えません。
結論から言えば、新卒採用は勿論のこと、中途採用であっても、即戦力の採用はありえない、ご縁あって入社した自社の社員は、自社で育てるしかないという心構えが必要ではないでしょうか?
自社の風土、文化に少しずつ慣れさせ、手間暇、時間、更にはお金をかけて育てて花を咲かせるという労力を惜しむことなく、育てるしかないとは思われませんでしょうか?
即戦力の採用は、ありえない・・・
この考え方を大前提に、求人、採用の戦略を考える必要があろうかと思いますが、いかがでしょうか?
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