ある中小企業の社長のメルマガ配信で、誰しも心当たりがあるのではと考えさせられる内容がありました。
何も社長や役員、幹部社員でなくとも、年齢、肩書、キャリアも関係なくとも、他人に対して不遜、横柄、傲慢な態度や言動が無かったか、振り返って反省をする機会となるようなきっかけになるかもしれません。
一部抜粋の上、編集して記述します。
【以下、抜粋文】
私はこれまでに、何人の人を傷つけてきてしまったでしょうか?
体ではなく、心の中を。
心ないことを言い、自己中心的な押しつけをし、相手を侮辱し非難し、数え切れない罪を犯してきました。
それは社員、取引先だけに止まらず、家族にも及びました。
何度も何度も、他人の心の中を血だらけにしてきました。
反抗する人や、歯向かう人もいました。
しかし多くの人は、ぐっとこらえ、私のひどい言葉を飲み込んでくれました。
ぐっと飲み込む勇気と寛容さなど、微塵も理解することもなく、説得できた、屈服させることができた、服従させることができたと有頂天になっていました。
今振り返ると、その人の血だらけの心を手で覆い、私に見せないようにしていたのであり、その心は深く大きく傷つき、今でも瘡蓋(かさぶた)として跡が残っているはずです。
私は今でも相手の心の中を傷つけてしまいます。
傷つけてから、
「あんなことは言わなければよかった!」
と自己嫌悪します。
しかしその時は、何かが乗り移っているかのように毒づいた言葉が出てしまうのでした。
もう絶対にしまいと思っても、自分の感情を抑制することができないのです。
あなたはどうでしょうか?
「誰かの心の中を血だらけにしてきたのではないか?」
と思い巡らしたことはありますか?
人の上に立つ立場の人は、他人の心の中を傷つけてはいけません。
他人の心の中も、自分の心の中もです。
傷つけず、温かみを与えることがリーダーの役目です。
私はたくさんの人を傷つけてきました。
そしてそれはわかっていても、今でもやってしまいます。
だからこそ、あなたには止めてほしい、傷つけられる辛さ、傷つける辛さの無限軌道を止めてほしいのです。
私ができていないのに申し上げるのは気が引けます。
しかし私にはできなくても、あなたにはできると思います。
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