マーケティングでは、「ニーズ」という言葉と、「ウォンツ」という言葉がよく使われます。
「ニーズ」とは、何かがない状態のことを意味します。
「喉が渇いたけれども、何もない。」
「時間を持てあましているが、何をしていいかわからない。」
などと言った何かがない状態が「ニーズ」です。
それに対して「ウォンツ」とは、何かを望んでいる状態です。
「ビールを飲みたい!」、「冷たいお茶を飲みたい!」
「パチンコをしたい!」、「本を読みたい!」
となど、具体的に、「こんなものが欲しい!」と顧客が願っているものが「ウォンツ」です。
よく会議で、
「顧客ニーズに応えるためには?」
と言われますが、意味的には、
「顧客のウォンツに応えるためには?」
という意味で使っている場合も多いことでしょう。
よくある混同です。
「ニーズ」とは、何かがない状態、足りない状態であり、その状態から「こんなものが欲しい!」と思い至るまでには、「ニーズ」と「ウォンツ」の間に、「提案による、顧客の気付き」があるはずでしょう。
この、「提案」が重要であり、顧客が買うか買わないかを判断するポイントになろかと思います。
よって、営業職であれば、提案力が求められます。
「ニーズ」と「ウォンツ」との間に自社ではどう提案できるか?
今一度、考えてみる必要があろうかと思いますが、いかがでしょうか?
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