多くの人は、自分が発している言葉にあまりこれといった意識は無いように思います。
言葉を発している時は、既に次のことを頭の中で考え、自分が今発している言葉など、自分自身では聞いていないことでしょう。
普段あまり意識しない言葉ですが、言葉はとても大きな影響力を持っているように思います。
人の心を動かしたり、揺さぶったり、感動させることもできます。
逆に悪影響を与えて、人の心を病ませること、荒ませることもできます。
言葉の力は非常に大きく、使いようによっては恐ろしいことになるかもしれません。
また、言葉の力は人だけではなく、場の空気にも影響を与えることはおわかりでしょう。
乱暴な言葉が飛び交っている職場は、乱暴な空気になります。
雑な言葉、相手を気遣わない言葉を使っている職場は、雰囲気も雑になります。
空気や雰囲気が乱暴で雑になれば、顧客に対しても乱暴で雑になってしまいかねません。
身の回りまで雑になってしまうでしょう。
整理・整頓・清掃ができてない、ゴミが落ちていても拾われない、掲示物がゆがんでる、書庫の中のファイルや書類の収納も雑になったりと、いろいろあろうかと思います。
職場の空気、雰囲気、文化は、実は何気なく取り交わしている自分の職場の普段の言葉が作っているかもしれません。
丁寧に相手を気遣うような温かい心を込めて言葉を発すれば、空気、雰囲気も優しく温かくなり、顧客のために働くことが幸せと感じられる文化をも作れるとは思いませんでしょうか?
目に見えないものは、目に見えないものが作っているはずです。
もしも、これまで雑だった言葉遣いを、丁寧に改善すると、最初は冷ややかに、
「何を格好つけてんねん!」」
と言われるかもしれませんが、ここでひるむことなく、根気よくしていけば、周りも慣れてくることでしょう。
むしろ、丁寧な言葉遣いが嫌いな人は、自然と離れていくかもしれませんが、その人はその程度の器でしかありません。
言葉が文化を作る・・・
言葉の影響力の大きさを、改めて感じませんでしょうか?
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