仕事を任せてながら、何でもかんでも口出しする直属の上司や、上席上司もおられることと思います。
「あれはどうなった?」、「これはどうなった?」
と細かいところまでいちいち状況確認もしたいでしょうし、部下も部下で上司を無視すわけにはいきませんから、答えはします。
ところが、仕事が中断されて、生産性も低下し、お客様に対する対応が遅れてしまうことすらあります。
「そんなに口を出したいのであれば、自分でやって下さい!」
と上司に対して思う部下もおられることでしょう。
仕事を任せると言っておきながら、口出しするのは、任せた相手を信じていないからに他なりません。
仕事を任せるということは、信じることであり、口出ししないことが大原則かと思います。
任せた人が、どんな最悪な結末をもたらしても、
「最後は私の力で何とかできる!」
といった自信が無ければ、他人に任せることなどできません。
心配したくなる気持ちはわかりますが、そういった人が心配をするのは、部下を思って心配するのではなく、任せたのに失敗してもらっては上司の自分の責任になるので困る、面倒なことになっては困るといった、全て自己防衛的に、自分のために心配をしているに過ぎないかもしれません。
勿論、部下は部下で、事案に応じた報告・連絡・相談を必要な時に忘れてはいけません。
仕事を任せるなら信じ、口出ししない・・・
人の上に立つ立場の人には、返って苦かもしれませんが、仕事を任せるためにも部下育成をするのが、根本的な上司の役目だとは思われませんでしょうか?
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