全体と部分が一度関係を持てば、一生切り離すことはできません。
これを「全個一如の関係」と言われてます。
(全個一如については、過去に記述したこともあります。)
ところが一般的に、その会社に勤めている間だけ、関係はあるものの、その会社を退職すれば関係なくなると思っているものの、これが実は大間違いで、一度できた全個一如の関係は、一生消すことができません。
もし今の会社を退職して、その後不幸にして、その会社が倒産してしまったとすると、その人は「元・倒産会社に勤めていた人」となってしまいます。
本人にとっては、倒産する前に退職をしておいたことは、ある意味、正解の決断で、不幸中の幸いであったにせよ、本人の意思や意向に関係なく、「元・倒産会社に勤めていた人」と周りから見られてしまいます。
よって一度その会社に入り、全個一如の関係になった社員は、その会社を良い会社にすることで自分も良くなり、自分がより良い仕事をすることにより、会社を良くすることにつながると考えればよろしい訳です。
法律上は会社と個人は別物ですが、実体はそうではありません。
良い会社にするかどうかは、上司や管理職、役員だけではありません。
社員一人一人も良い仕事をすることにより、良い会社になっていきます。
たとえ新入社員であっても、その人の動きが会社全体に影響するということを、今一度認識されたいものです。
【生興株式会社 ホームページ】
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html