一般的に役職が上がると、無自覚のうちに傲慢になります。
周りの社員が自分に頭を下げたり、言うことを聞いたり、尊敬の言動をとったりするのは、自分が素晴らしい人格になったからではありません。
役職の持つ「生殺与奪権」に頭を下げているだけだということに気付けない状態です。
人の上に立つからには、常に謙虚になろうとしなければ、周りが離れていきます。
哲学者・教育者の森信三先生は、次のようにおっしゃっています。
「人間が謙虚になるための手近かな、そして着実な道は、まず目の前の紙屑を拾うことからでしょう。」
謙虚になろうと思い、人のために良かれと起こした行動でも、自己満足し、自己陶酔にひたるだけで、返って良くないことが、しばしばあります。
謙虚になる下坐業の実践として、さまざまなことができますが、その中でもゴミ拾いや掃除は、誰からも反発をくらうことのない、素晴らしい行動です。
家庭内でも同じで、家族の中で自分が大黒柱であったとしても、家族に対して横柄な態度を取っていたら、家族から総スカンをくらいます。
人の上に立つのであれば、尚更謙虚に・・・
改めて思われませんでしょうか?
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