ある会話です。
「会社に横暴な上司がいて、ことある度に、「バカヤロー!」と私を罵倒するのです。毎日「バカヤロー、バカヤロー!」と言われる度に私は傷つき、もうお先真っ暗で、死にたいくらいです。」
相談を受けた人が、彼に尋ねました。
「1日に何回ぐらい「バカヤロー!」と言われますか?」
「1日のうちに10回位の時も、それ以上の時もあります。」
「もし「バカヤロー!」と言われる度に1万円もらえるとしたらどうでしょう。毎日10万円程手に入りますね。」
「そんな調子のいい話、あるはずがないですが、もしあれば、もっと何回も「バカヤロー!」と言われても平気でいられるでしょうし、むしろお金がもらえるなら「いくらでも言って下さい!」と思うでしょうね。」
「そうです。だからあなたは「バカヤロー!」という言葉に傷ついているのではありません。「バカヤロー!」と言われたことに対して、自分の感じ方に傷ついているのです。」
何となくわかったような、わからないような話ですが、他人が自分に対して、どんなことを言ったとしても、どのように感じるかは、自分次第ということです。
誰かが自分に、
「お前は馬鹿だ、能無しだ!」
といくら繰り返し、繰り返し言ったとしても、自分が、そのことに同意しなければ、誰も自分に劣等感を抱かせることは出来ません。
自分以外の人が言ったことに対して、普通無意識に反応しているかもしれませんが、どう感じるかは自分の選択できること他なりません。
それは自分の成熟度を示す指標であり、それによって自分の人生を支配できるということです。
自分の感じ方に傷ついているのであり、どう感じるかは自分の責任・・・
納得できましたでしょうか?
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html