「会社とは何か?」
このようにいざ質問されたとしても、いろいろな視点、立場により、その回答は異なります。
しかしながら、商いがお客様の役に立ち、困っていることを解決して、よころばれることである限り、会社の定義も、おのずとそれに沿うものには、なりませんでしょうか?
お客様の役に立つことが商いであり、それを実行する場が会社と考えれば、会社は、お客様の夢と希望を形にしたものと言っても過言ではないようにも思います。
家電メーカー、自動車メーカーにしても、アパレル、住宅販売にしても、需要に応じて供給してきた、しかも消費者の夢と希望を形にした会社でした。
ところが、お客様がたくさんついて、ほっておいても売れるようになると、お客様の夢と希望を形にしたものが会社であったはずなのに、会社は儲かればそれで良しといった方向に走ってしまいかねません。
しかも、
「自分たちが作って売ってやっているんだ!」
と思うようになってしまえば、金の亡者と化して、暴走しかねません。
そこには、お客様に対する感謝の気持ちなど、謙虚な姿勢など微塵もありません。
そこで客観的に見て、自分の会社は、お客様に夢を提供できていると言えるでしょうか?
「どうせ買うなら、あの会社の商品を買いたい!」
「あのお店に行ってみたい!」
「あの会社の商品を使えば、自分の人生が変わるかもしれない!」
そういった夢や希望を提供できてますでしょうか?
B to B(会社間取引)だろうが、B to C(個人消費者への販売)だろうが、関係ありません。
企業の倒産、廃業が加速する世の中で、商いを続けていくためには、今以上にお客様のことを考え、お客様を主役にし、お客様の立場に立つ必要もあります。
会社とは、お客様の夢と希望を形にしたもの・・・
それを学生が明確に理解できれば、求人戦略まで変わってくるように思います。
【お客様相談室宛メール】
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