「お客様第一主義!」
とスローガンを掲げてる会社も世の中には多いことと思います。
自分が客として買い物に行った場合など、
「表面上ではそうは言っても???」
と思われることはありませんでしょうか?
店員の接客対応に不満を持つことがあれば、当然のことながら、「お客様第一主義」に???と思われることでしょう。
ある会社の会議において、
「売上減少の原因は、お客様離れである。」
という発言があったそうです。
そこでリーダーが、
「軽々しくお客様離れなどと言うな!あなたたちは本当にお客様を大事にしているのか!」
という憤りを感じ、一喝されたという話です。
この話には、私も同感です。
他社がデザインや品質で受け入れられるものを売り出した、あるいは安売りしだしたという原因ではなく、お客様離れというのは、お客様を大事にできていないの一言に尽きます。
また、最も気になることは、「お客様第一主義!」と言いながらも、実のところは、「売上第一主義!」になってしまっていないかということです。
営業会議においては、どこの会社でも、売上額や利益率等の報告が主となっているかもしれません。
このことが、会社として気付かなくとも、いつのまにか「売上第一主義」になってしまっているようにも思います。
もし、お客様を大事にすることより、あまりに売上目標、ノルマで営業員を追い詰めてしまうようなことがあれば、その営業員は、「売上を求める亡者」に変貌してしまいかねません。
「売上を求める亡者」に変貌してしまうと、自分さえ売上を上げればということを主体に置いてしまい、社内間で協力し合おうということが無くなり、職場の同僚が全て敵とみなしかねません。
そうなると、会社や組織の一丸には、程遠くなりかねません。
「お客様第一主義」を掲げるならば、今一度本当にそうなのかどうか、見直しも必要ではないでしょうか?
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html