漢字が違えば、意味も当然違ってくるでしょうが、差別と区別について、簡単に考えてみたく思います。
「差別」というと、あまりよい印象を感じません。
「差別」は、複数のものの取り扱いに差をつけ、特に他よりも不当に低く取り扱うことを意味するでしょうが、「区別」は、あるものと他のものとが違っていると判断して分けることを意味します。
ビジネスにおいては、「差別化を図る!」とよく言われるものの、どうも「差別」という単語は、人種差別、部落差別等、小学校の頃の社会科で習ったことを思い出し、好きにはなれません。
営業職として、お客様を相手にする場合は、お客様は、複数の営業員や業者を区別し、
「あなたから買いたい!」
あるいは、
「あなたの会社から買いたい!」
と言われるよう、いかに自分が区別されて、選ばれるか、営業活動は懸命に取り掛かるものです。
同じ漢字でも読み方の違い、良く似た単語の意味の違い等、国語的なことについて、このところ記述しましたが、改めてつくづく、日本語の難しさを実感します。
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