知人の経営者が先日、ブータンの首相の講演を聞かれたとのことで、内容を大雑把に教えて頂きました。
ブータンでは、国民全体の幸福度を示す尺度として、国民総幸福量 「GNH(Gross National Happiness)」 が提唱されているとのことでした。
「GNP」は言わずと知れた「国民総生産」のことで、説明不要かと思いますが、「GNP」は金銭的、物質的な豊かさを目指すことに対し、「GNH」は精神的豊かさ、つまり幸福を目指すという考え方とのことです。
しかしながら、幸せや楽しさを金銭や物質のように数値化して指標をあらわすのは非常に難しいため、ある程度数値化できるものとして、友達の人数、相談できる人の数、信頼できる人の数、その他、24時間のうち得られることのできる余暇の時間等があるとのことですが、この考え方は、ISOにも連動するように感じました。
今や、CS(顧客満足度、)ES(社員満足度)、CSR(企業の社会的責任)といった道徳がなければ、経営は成り立ちません。
特にES(社員満足度)の向上については、社員を幸福にするためにも重要な経営課題だと思います。
企業は、道徳を無視して、儲ければ良いというものではありません。
国民総幸福量 「GNH(Gross National Happiness)」 を提唱されてるブータンに、訪れてみたいものです。
【生興株式会社 ホームページ】
http://www.seikofamily.co.jp
【お客様相談室宛メール】
http://www.seikofamily.co.jp/form/form.html