最近、ニュースを見て知った言葉ですが、「ガラパゴス現象」という現象があるとのことです。
この現象名の由来は、太平洋上のガラパゴス諸島からきてるようで、ガラパゴス諸島の生き物は大陸の動物と比べて独特の進化をし、周囲から隔絶された環境で独自の進化を遂げるようです。
最近では日本の携帯電話市場が、世界市場と無縁な形で発達してきた状態をさして、「ガラパゴス現象」と呼ばれるようになったとのことです。
日本の場合、携帯電話会社が一手に通信網の敷設からサービスの提供、端末の仕様決定・販売まで行っていることにあるものの、海外の場合は、電話会社の通信網と携帯電話メーカーとは別々に開発を行っていることにより、1つの端末で複数の携帯電話会社に対応することができるようです。
日本の携帯電話メーカーは、携帯電話会社の独自サービスに合わせる形での高機能端末の開発に追われており、海外とは通信方式が異なるということもあって、日本独自のサービス形式や端末の進化が進み、このままの状態では世界市場で日本メーカー製の携帯電話を売ることは難しくなるとのことです。
この「ガラパゴス現象」の意味を知ってふと思ったことは、会社組織が大きくなった場合、工場や事業所が分散して、会社の理念や方針はさておいて、組織独自の文化や風土が形成されてしまい、全社一丸にはなりにくいという現象が起こってしまうというのも、よく似た現象ではないかと思いました。
経営者であれば、会社内の「ガラパゴス現象」だけは避けたいと強く思われるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
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